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2011/08/22 20:05  猫耳ラプソディー(1)


(な、何よコレッ!?)
 眠気を引きずって半開きになっていた橘清香の瞼がぱっちりと開
いた。何度、瞳を瞬かせても、洗面所の鏡に映っているのは、茶色
い虎縞の猫耳が生えている自分の頭だった。
(もしかして、友梨亜のイタズラ…?)
 清香は恐る恐る、その2つの耳に触れてみた。柔らかくて滑らか
な感触は心地良いが、去年の学園祭の出し物で、コスプレカフェを
した時につけた「ネコ耳のカチューシャ」の人工的な手触りとは明
らかに違う。そう、文字通り「生えて」いるのである。 (友梨亜の仕業ってわけではなさそう……。)
 いつも突拍子もない事を仕掛けてくる後輩の八神友梨亜も、まさ
かこんな手の込んだイタズラをしてくるわけがない…。冷静になろ
うとした清香だが、身体は違和感のシグナルを発していた。
(ま、まさかね…。こんなお約束な展開はいらないわよ……。)
 清香は、また恐る恐る右手を後ろに回し、パジャマの裾をまくっ
てみた。すぐにボーダー柄のコットンショーツが露わになる。さら
に手を伸ばして、違和感の場所――。尾てい骨の少し上の辺りに触
れた。
 清香は洗面所を出ると、部屋の壁に掛けてある姿見の鏡に背中を
映して覗き込む。
「あぁ……、やっぱり」
 そこには、人間には決してあるはずのない感触が存在した。ネコ
耳と同じ模様の尻尾が愛らしく揺れている。力なくその場に座り込
んだ清香は、もう一度、鏡をまじまじと見つめて大きなため息をつ
いた。
「学校、どうしよう……」
 人間は予想外の事態に直面すると、意外と冷静な思考をするもの
だ。清香は自分が発した言葉に苦笑いした。

「清香お姉様~! おはようございますぅ~♪」
 ドアの向こうから聞こえる声に、清香は慌ててベッドに潜り込んだ。
無邪気な声の主は、清香の返事を待つまでもなく、勢いよくドアを開
けて部屋に入ってきた。
「もう、お姉様ったら、本当に朝に弱いんですから……。ふふ、友梨
亜が起こしてさしあげますね♪」
 友梨亜は、ロングの黒髪を背中にはらった右手で掛け布団をめく
ろうとした。だが、予想以上にそれを拒む力に華奢な身体がよろけ
た。
「お姉様……?」
「き、昨日から熱っぽくって……。えっと、そう……、そうだ、今
日は休むから! 悪いけど、うちのクラスに寄って伝えてくれる?
委員長の篠田さんに言えばOKだから」
「でも、心配ですから後で様子を……」
 いつもとは明らかに違う先輩の様子に戸惑う友梨亜の言葉を遮る
ように、清香は「い、いいよ……! 友梨亜にうつると悪いもん」
と、布団をすっぽり被ったまま答えた。

 友梨亜が部屋から出て行き、ドアが閉まる音を確かめると、清香
は布団から顔を出して深いため息をついた。2、3日は風邪という
理由でごまかせるかもしれないが、全寮制のこの学園で、それ以上
は完全に怪しまれてしまう。
(まさか、これが原因ってことはないわよね?)
 清香は寝返りをうつと、左手をまじまじと見つめた。手の甲には
絆創膏が貼られている。それをゆっくりと剥がすと二本の引っ掻き
傷が現われた。これは、昨日の昼休みに裏庭で出会った子猫に引っ
掻かれたものだ。

 普段は友梨亜に半ば強引に学園内にあるカフェテリアに連れてい
かれてランチを食べるのだが、昨日は友梨亜の目を盗んで、人がほ
とんどこない裏庭にいたのだ。
 多少暴走気味なところがあるが、友梨亜のことは嫌いではない。
ただ、清香の心は「3年間、目立たず平穏無事に卒業する」ことに
重きを置いている。
 そのためには、友梨亜との関りはなるべく最小限にとどめておき
たいのだ。

(猫に引っ掻かれて、耳とシッポが生えたなんて……今時の小学生
だって、もっとマシな小説書けるわよ。)
 天井を仰ぐ清香を初夏の涼やかな日差しが包み込む。しばらくす
ると、猫耳の少女は、規則正しい寝息を立て始めた。

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